自家焙煎へのこだわり
WESTWOODでは「限りない香ばしさと、シャープでスッキリした飲みくち」にこだわり、直火焙煎を行っています。
ここでは、焙煎へのこだわりを、実際の工程を交えつつご紹介いたします。
厳しい目で選び抜かれたコーヒー豆
美味しいコーヒーを淹れるための最初のステップ、
それは「コーヒーの生豆を選ぶこと」です。
生産国・産地を選定し、場合によっては農園を指定し、直火焙煎との相性もイメージしながら、より良質な生豆を仕入れくことに心がけています。
豆の美味しさを最大限に引き出す、丁寧な自家焙煎
どんなにコーヒー豆を厳選し仕入れても、生豆の中には、欠点を持つ豆が含まれています。
「欠点豆」と呼ばれる、この豆は、雑味と口当たりを損なう一因になるため、焙煎前に「ハンドピック」と呼ばれる「欠点豆の除去」を行います。
生豆に触れ、手触りと、視覚を頼りに欠点豆を判別し、取り除いていきます。
この「ハンドピック」の工程は、生豆の状態で「一度」だけ行うのが一般的です。しかし、WESTWOODでは焙煎後に「もう一度」行っています。
焙煎後のハンドピックでは、焙煎により欠けた豆や、火の通りが極端に違う豆を取り除きます。
二度のハンドピックによって、雑味をなくし香りや口当たりをより表現できるよう努力しています。
マニュアル操作の焙煎機だからできる直火焙煎
WESTWOODの開業当時から相棒を努めているラッキーコーヒーマシーン社製、SLR-4KG釜の国産直火焙煎機。
空気とガスの量を細かく調整できるのが特徴です。
自動の焙煎機に比べて多くの手間が掛かる分、豆の特徴や、コーヒーの淹れ方に合わせた、こだわりの焙煎を行うことができます。
例えば、生豆を焙煎機に投入した直後に「空気を絞り、生豆の持つ水分を抜く工程」があります。
空気とガスの調整ができるこの焙煎機だからこそ、「的確」に水分を抜くことができるのです。
コーヒー豆の水分は、後に渋みの要因となり、淹れたときの味を大きく左右してしまいます。
WESTWOODのコーヒーを飲んだとき、「渋みが少ない」と感じるのは、この工程を丁寧に行っているからなのです。
水分を抜いた後は、豆の色・香り・爆ぜる音を確認しながら、ガスや空気の量を丁寧に調整します。
これも、長く連れ添った相棒だからこそできる技です。
焙煎後は、数日かけてコーヒー豆に含まれる「ガス」を抜きます。
この工程は「エージング」と呼ばれ、柔らかく口当たりの良いコーヒーになります。
WESTWOODではラップを使い「ガスだけを逃し、香りを逃さない」一工夫をしています。
上記の工程を経て焙煎されたコーヒー豆は、WESTWOOD店内にて、ハンドドリップでご提供させていただいております。
また、コーヒー豆の販売も行っておりますので、ご家庭でもお気軽に珈琲をお楽しみください。
焙煎は毎日、開店時間の前後から行っています。
開店直後の時間であれば、焙煎風景を間近に見ることができるかもしれません。